長期優良住宅

長期優良住宅とは、新築時の建物を長期的に良い状態を保つことができるようにして、住宅の解体や除却に伴う廃棄物の排出を抑え、環境への負担を軽減し、建て替えに係る費用の削減や住宅に対する負担を軽減することを目的としています。

新築された時だけでなく、将来のメンテナンスのしやすさまで評価されるというのが特徴的です。長期優良住宅と認定されるには7つの認定基準を満たさなければなりません。

1.劣化対策(耐久性)です。世代を超えて住み継がれるレベルの耐久性能が求められます。2.住戸面積です。良好な居住水準を確保するために必要な規模を有していなければなりません。
3.維持管理・更新の容易性です。メンテナンスしやすくリフォームしやすい家にしなければなりません。
4.居住環境です。地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであることが求められます。
5.省エネルギー性です。断熱性能など一定の省エネルギー性が確保されている必要性があります。
6.耐震性です。大規模な地震に対して倒壊しにくく、またもしもの際も直しやすく、損傷が少なくて済む一定の耐震性が必要です。
7.維持保全計画です。建築後の住宅維持保全の期間が30年以上です。構造上主要な部分、給配水管などについて、仕様・点検において予定時期が指定されたものでなければなりません。

これら7つの認定基準を満たしてはじめて長期優良住宅と認定されるのです。認定されれば住宅に関する税金の優遇措置がとられ家造りを財政面からもバックアップしてくれるのです。我が家は長期優良住宅にしましたが、メリットが多く長期優良住宅にしてよかったと実感しています。

キッチンの前に腰壁

我が家はI型のキッチンをリビングに向かって配置する対面式キッチンです。吊り戸棚をなくし、コンロ部分は壁ではなく耐熱用のガラス張りにしました。そうすることでリビングやダイニングとの一体感が高まり、キッチンからの視界も良くなることで家族と顔を合わせてコミュニケーションが取りやすくなります。

気になる手元部分がしっかりと隠せるようにキッチンの前に腰壁を設けました。腰壁があることでお鍋やフライパン、食材などが乱雑になっている状態がリビングから丸見えになるのを避けられます。そのため急な来客時でもスムーズに対応できるのです。この腰壁を利用してL字型にカウンターを配しました。ここでは、朝食をとったり、おやつを食べたりする際に重宝しています。調理したものをサッと目の前に配膳するだけなので朝のバタバタする時間には大変助かっているのです。夕飯の支度をしながら子ども達はおやつを食べ、キッチンを通してコミュニケーションもはずみます。

家事や育児の合間を利用してここで私がパソコンをしたり、コーヒーを飲んだり休憩スペースとしても重宝しています。そして、壁の厚みを利用してニッチを設けています。キッチン側に調味料入れのニッチを設けたので、今まで作業スペースに並べていた調味料をこのニッチ内に収めるようにしたことで、作業スペースが広々と調理がしやすくなりました。キッチンに腰壁を設けたことでキッチン周りが充実してキッチンを通してのコミュニケーションが楽しくなっています。

独立型VS延長型

間取りを決める際に意外と頭を悩ませるのが和室です。和室をどのように利用させるかをしっかりと考え配置を決めるようにしましょう。今までは独立型の和室が設けられることが多かったです。独立型の和室は、生活感の溢れるリビングを見られたくないお客様をお通しする際に客間として利用できます。お客様に関係のない家族は通常通りリビングで過ごすことができるのです。また、宿泊ルームとしても便利です。リビングからのテレビの音や喋り声を気にすることなくゆったりとお客様にくつろいでもらうことができます。

しかし最近では、リビング延長型の和室が多いです。その理由は、客間にお通しするお客様はほとんど来ず、家に来るお客様は気心の知れた人ばかりで、リビングに案内します。また、リビング延長型の方が和室を多目的に利用しやすいのです。建具を設けておけば建具で区切って個室として利用することもでき、幅広い活用法ができるのです。

我が家は悩んだ末にリビング延長型の和室を設けました。普段は建具を開け放ちリビングの延長として和室を利用しやすくしています。子ども達がおもちゃを落としても音が響かず、転んでも痛くない畳は安心して遊ばせることができています。昼寝スペースとしても重宝しています。将来的には夫婦の寝室として利用させたいと思い、クローゼットを充実させています。和室の利用法に適した間取りを取り入れましょう。

ニッチ

最近住宅で多く取り入れられているニッチ。ニッチとは壁の厚みを利用し壁を凹ませ飾り棚として利用したり、収納スペースとして利用することができます。壁の厚みさえ無駄にしない家造りはこれからも益々人気を高めていくことでしょう。我が家の新居にもできるだけニッチを設けてもらいました。

柱や筋交の影響でニッチが設けられる位置やサイズは変わってきます。私が一番気に入っているニッチは玄関に設けたスリッパラックのニッチです。縦長サイズのニッチの中にはお客様用のスリッパを収納しています。お客様用のスリッパの収納場所は意外と頭を悩ませます。また、お客様用のスリッパは使用頻度も低く、玄関に置きっぱなしにしておくと使用する時にはホコリをかぶっていることもあるのです。置き型のスリッパラックでは通行の際、邪魔に感じたり玄関に圧迫感を与えてしまうこともあります。

このスリッパをニッチ内に収めることで玄関をスッキリと、そしていつでもきれいなスリッパをお客様に使用してもらうことができます。このスリッパラックのニッチの前にはミラー扉を設けました。生活感を感じるスリッパを隠して収納することで生活感を感じさせず、扉があることでホコリをかぶる心配もないのです。この扉を鏡にしたことで、家族がお出かけ前に身だしなみをチェックできるので非常に便利なのです。他には、リビングにリモコンニッチを設けたり、腰壁にはマガジンラックや飾り棚を設けたりあらゆるところにニッチを設け、活躍してくれています。

トイレ

トイレは家族の使用頻度が高い場所ではありますが、滞在時間は短いという特徴があります。その特徴を活かした機能性に優れたトイレを我が家は取り入れたのです。それは、瞬間暖房便座です。これは、センサーが人の動きを検知し、使用する時だけ便座をあたためてくれるのです。トイレを使わない時間の保温電力を大幅に抑えることで、年間の電気料金を約5000円ほど節約できるのです。トイレは光熱費が大きく関わる場所でもあるだけに省エネ性に目をしっかりと向けておきましょう。

この便座を取り入れると同時に、超節水タイプのトイレを選びました。少ない水でしっかり便器を洗浄してくれるだけでなく、家庭でできる節水を、世界の水資源の保護とCO2削減に繋げられるのです。この超節水タイプにすることで年間14000円もお得になるので、家計を大きく助けてくれるのです。このように省エネ性の高いトイレにしておくことと同時に居心地のいいトイレというのも目指したいものです。

明るく清潔感を感じられるトイレは誰が使用しても気持ちのいいものです。そこで我が家はトイレをスッキリと見せるためにタンクレストイレにしました。トイレは広さに限りのある空間です。タンクがないトイレを設置することでスッキリとした印象になり狭さを感じにくくなります。

タンクレストイレにすることでトイレ内に手洗いスペースを設けることが多いです。我が家はここのデザインにこだわりました。住宅のテイストと合わせてアンティーク調のデザインのものを取り入れ住宅全体のまとまりを高めました。そしてトイレが明るい印象となるように、クロスの色味やデザインにまで目を向けました。トイレは第一印象が重要な空間でもあるのでその印象を大事にしましょう。

間取り

注文住宅で家を購入すると決めなくてはいけないことがたくさんあります。まず一番最初に行うことが、間取りを決めることです。この間取りによってその住宅の暮らしやすさが変わってくるだけに、動線に配慮しながら家族みんなにとって暮らしやすい家を目指したいものです。

この動線には、生活動線と家事動線があります。そのどちらにも配慮しなければならないのですが、専業主婦で日々家事と育児に追われている私は、家事動線を特に重視しました。家事動線を考える上で一番重要な動線は、家事の中心であるキッチンと洗面室です。キッチンで家事をしながら洗面室で別の家事を行い同時に2種類の家事を行うこともある2つの空間であるだけにできるだけ動線は短くしておきましょう。

我が家はキッチンの通路を挟んで隣に洗面室を設けました。キッチンと洗面室は4、5歩で行き来ができ、また一体化したLDKなのでリビングやダイニングからも洗面室へアクセスしやすいので生活動線にも配慮されています。キッチンと洗面室の動線を短くしたことで、家事の効率が高まっています。

そして、洗濯機のある洗面室から洗濯物干し場への動線も重要です。洗濯も毎日行う家事の一つです。それだけにこれらの動線が長いと家事の効率を下げることになるのです。一番避けたいのが、一階の洗面室で洗濯をして二階のバルコニーに干すという動線です。動線が長い上に間に階段を挟みます。高齢になった時や妊娠時には体に負担がかかってしまうのです。洗濯機のあるフロアに洗濯物干し場があるといいと言われています。家事動線をコンパクトにすることで家事の効率が高まり、家事の時短も実現できます。間取りを決める際には、動線にしっかり配慮しましょう。

中二階スペース

先日遊びに行った友人宅には、一階と二階を繋ぐ階段の途中に中二階スペースを設けていました。この中二階スペースは幼稚園に通う子どものキッズスペースとして利用されていました。子どもが主に使用する空間であるだけに、一階のLDKからしっかりと中二階スペースへ目が届くようになっていました。もちろん中二階スペースで過ごす子どもが一階を見渡せば親の顔をしっかりと目に入るようにもなっています。

まだ幼稚園に通う子どもですが、自分の居場所となるスペースがあることで、幼稚園から帰宅するとここに荷物を整理し、幼稚園へ行く前はしっかりと荷物の準備を行う習慣が身に付いているようです。またここでお絵かきをしたり、おもちゃで遊んでいても、キッチンで家事をしながらしっかりと子どもの様子が把握できるので母親としても安心できます。

子どもがもう少し成長すればここをスタディコーナーとしても活用でき、重宝するのです。子どもが大きくなると二階に設けた自分の部屋で過ごすことが増えるでしょう。そうすればここをパソコンスペースや旦那さんの書斎スペースにする予定だそうです。二階で過ごす子どもの気配を身近に感じられるため家族の繋がりを感じられる空間となるのです。一階、中二階、そして二階と家族が別々の空間で過ごしてもいてもどこか一体感を感じられる家は安心できます。階段をただの通路としてしまうのではなく、多目的に使用できるスペースがあると住宅の満足度も変わってくることでしょう。

住宅への不満をなくすには

住宅への不満の常に上位を占めるのが収納の問題です。それだけに家造りをするほとんどの人が収納に充実した家を目指します。その効果もあり、収納への不満はだいぶん落ち着いてきています。それと引き換えに違う不満が出てきているのです。それはコンセントの位置と数です。実際に生活している中で、ここにコンセントがあれば良かったのに~と感じることはありませんか。

後から欲しいと思っても簡単に設けることができないものだけに、家造りをする時にはしっかりコンセントの位置を設ける個数を確認しておく必要があるのです。コンセントをたくさん設けておいても邪魔に感じるものではないだけに割と多めにコンセントを設ける家庭が増えてきました。

私も家造りをした友人達からのアドバイスは、できるだけコンセントは設けておいた方がいいよ!ということでした。生活をイメージしながらどこでどのような電化製品を利用するかを考えて個数や位置を設けましょう。私がコンセントを設けて良かったなと思ったのは、掃除機を収納する収納庫内にコンセントを設けたことです。充電式の掃除機を使用している我が家は、掃除機を収納する収納庫にコンセントがあることで、掃除機を収納している状態で同時に充電もできるのです。このコンセントは重宝しています。

そしてここにもコンセントを設ければ良かったと感じる部分は、キッチンの作業スペースです。コンロの下の足元にコンセントを設けているのですが、作業スペース部分にコンセントが合った方が電気ケトルやフードプロセッサー、ハンドミキサーを使いやすいだろうなと感じることが多いです。足元部分にあってもこれらの電化製品が使いにくいのです。このように生活をイメージしてどこにコンセントがあればいいのかをしっかりと考えて設けるようにしましょう。

安全な浴室に

浴室は一日の身体の汚れを落とす場所でもあるのですが、一日の疲れを癒し、リラックスする場でもあるのです。そのような場所である一方、多くの事故が起きている場所でもあるのです。滑って転んだり、浴槽で溺れるなどの事故が多い浴室は、家庭の中でも最も危険な場所の一つなのです。特に小さい子どものいる家庭や、高齢者のいる家庭ではしっかりと安全を確保して安心して入浴できる空間にする必要があると思います。

まずは、滑りにくく衝撃を吸収してくれる床であるかを確認しましょう。以前の浴室の床は、つるつるとしたタイルの床で、滑って転んで大きなケガをすることがありました。最近の浴室の床は、表面の凹凸を細かくすることで、濡れていても足が床面をピタッととらえ、滑りにくい形状になっているのです。万が一転んでも衝撃を吸収してくれるクッション性を持たせたものや、ひざを直接ついても痛くない柔らかい感触の床になっています。

そして浴室内では、立ったり、座ったり、またいだりと意外と動作が多いです。つかまる所がなければ入りにくいものです。入浴動作を考え、浴槽の出入りのときや、洗い場に移るときに転びやすい姿勢のときにつかまりやすい位置に手すりがついているかを確認しましょう。手すりの形状や位置を自由に選ぶこともできるので、自分達が一番入りやすい浴室にアレンジすることで安全性が高まります。しっかりと安全性を確保して小さい子どもから高齢者まで安心して入れる浴室にして、今まで以上にリラックスできる浴室を目指しましょう。

窓の重要性

我が家の夢のマイホームがつい最近完成しました。家造りをする中で私が一番驚いたのは窓が非常に重要であることです。家造りをする人の大部分が、夏は涼しく冬暖かい家というのを求めることと思います。冷暖房に頼らずエコな暮らしを送りたいというのは誰もが求めることなのです。これを実現するには建物自体の断熱性が大切なのだとばかり思っていました。使用する断熱材は断熱工法ばかりに目を向けていたのですが、それだけではダメなのです。

熱の出入り口となる窓への対策をしっかりと行わなければいけないのです。冬の暖房時の熱が開口部から流出する割合は、屋根5%、床7%、外壁・換気15%、窓58%です。夏の冷房時に開口部から熱が入る割合は、床3%、換気6%、外壁7%、屋根11%、窓73%なのです。これらの数字を見ても窓への対策が必要なことは一目瞭然なのです。そこで我が家が取り入れたのは、遮熱高断熱Low-E複層ガラスです。これは2枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入し、室外側ガラスの中空層面側に遮熱高断熱特殊金属膜をコーティングしたLow-E複層ガラスです。

特殊金属膜は太陽光線のなかでも可視光線を最大限に透過させ、赤外線・紫外線を大幅にカットしてくれるのです。夏は太陽の熱を大きく反射し、冷房効果を高めてくれ、冬は高断熱性能を発揮し、室内の暖かさを室外に逃しにくくするので暖房効果の向上に役立つのです。しみやそばかす、カーテンや家具の色あせの一因となっている紫外線を大幅にカットしてくれるので、そこに住む人の健康をしっかり守ってくれるのです。また冬場の窓の結露で頭を悩ませている人も多いと思いますが、この窓にすることで窓の結露を抑制することもできるのです。窓への対策をしっかり行い快適な住まいを手に入れましょう。